暑さ寒さも彼岸まで

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今日、3月21日は『春分の日』で、春彼岸の中日にあたります。
「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざどおり、たしかに今年は彼岸の入りを境に寒さが緩み、昨日、東京都心では最高気温21.5℃を記録。5月上旬並の暖かさだったそうです。

ただし油断は禁物。
昼夜の寒暖さは10℃以上もあり、また「寒の戻り」もやってきますので十分ご注意ください。

さて、『春分の日』を迎え、思い浮かぶのは、「春眠暁を覚えず」から始まる孟浩然の『春暁』。本当にうまく詠ったものだと感心します。そして、そろそろ健康診断が気になる季節でもあります。本末転倒ですが、健康診断を機会に普段の不摂生をただすということもよくあることです。冬太りをなんとか乗り越えて安心していたら、春先になって突然太った!という経験はありませんか?薄着になり、ボディーラインが気になるこの季節。
 
「『○太り』という○の中に季節を入れると、年がら年中、ダイエットの煽り文句が出来るじゃないか!」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、季節に応じた対策があり、それを間違えると「冬太り」→「春太り」→「夏太り」→「秋太り」という悪循環になります。

冬は寒さから身を守り、体温を維持するために、基礎代謝は上がっています。つまり運動量が少ない割にカロリーは消費しています。冬太りの原因となる食欲が増している一方、胃の働きやエネルギー消費も活発になっているのです。そのため、季節が変わり温暖な気候となっているのに冬場と同じ食生活や生活習慣を続けていると、余ったカロリーを消費しきれずに脂肪を蓄えてしまうのは当然のことです。春の食べ過ぎは、体が冬モードのまま寝ぼけていて、満腹感を感じにくくなっているのが原因と言えましょう。

また、身体がむくんでいる場合もあります。これは逆に冬場の冷えと運動不足によって筋力低下が起こり、余分な水分が脂肪や老廃物と結びついた結果あらわれる「むくみ」です。
解消するには、温める、適度な運動をするなどの対策が必要です。
 
四季の移ろいを味わいながらも、折々に応じた健康管理を心がけたいものですね。