猛暑を乗り切りましょう!
令和の幕が上がり、早1か月が経とうとしています。
先週半ばから5月とは思えぬほど全国的に気温が上昇し、各地で30℃を超える真夏日、35℃を超える猛暑日を記録。北海道佐呂間町では26日14時07分に39.5℃に達したことが観測されました。北海道では観測史上最高気温にして史上初の39℃台とのことです。
折しも春の運動会や行楽シーズンで、外出時間も長く休み明けにも関わらずお疲れが出ている方が多いのではないかと案じます。この季節外れの異常な暑さはしばらく続きそうですが、初夏に差し掛かろうというこの時期に、人体のシステムは暑さに対する準備がまだ出来ていません。例年にない熱中症患者数の増加が懸念されます。
「熱中症」にはさまざまな症状がありますが、もともと体調が悪いために頭痛や倦怠感を感じている方は、熱中症になっていても気付かないことがあります。熱中症は重度になれば命の危険があります。年間の患者数から見れば大災害にも匹敵すると言えます。
以下のような症状が出たら、熱中症にかかっている可能性があります。
・めまいや顔のほてり
・筋肉痛、筋肉の硬直、けいれん
・倦怠感、虚脱感、不快感
・頭痛や吐き気
・高体温、大量の発汗
・ふらつき
・意識障害、失神
これからの季節は日に日に暑さを増し、水分補給も欠かせません。汗や皮膚から発散されるのは水分ばかりではなく、体に必要な栄養素も含まれます。
熱中症は命に関わるほど危険で、積極的な対策が必要です。
外出時は日差しを遮る日傘や帽子を活用し、また、屋内・屋外を問わず、水分と合わせてミネラル、ビタミンなどの補給をお忘れなく。
適切な温度管理とともに、暑さに負けないカラダづくりを心がけましょう。