星に願いを!

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今年も早いものでちょうど半年が経ちました。時の流れを表す言葉は「光陰矢のごとし」「歳月人を待たず」という故事のほか、日常では「あっという間」など、過ぎ去るはやさを示すものが多くあります。一方、何かを期待して時が過ぎるのを待つ場合は、「一日千秋の思いで待つ」といったところでしょうか。

さて、今月のメインイベントは七月七日の『七夕(たなばた)』。
この日、一年に一度、こと座の織姫(ベガ)とわし座の彦星(アルタイル)が天の川を渡り、出逢うことが許されています。無類の働き者だった織姫と彦星が、結婚後は天の川のほとりで語らい合うばかりとなり、仕事を怠ける二人を見て激怒した天帝によって引き離され、「真面目に働くなら、一年に一度、七月七日の夜だけ逢っても良い」とのお許しが出たという伝説です。
 
一年に一度というのは、宇宙の時間と人の一生に置き換えれば、実は三秒に一度ぐらいの頻度で逢っていることになるのではないかなどと野暮な邪推をしてはいけません。
愛し合う二人には物理学的な時空感覚で計り知れないものがあるのです。

☆織姫のデータ
氏名:織姫星(別名:ベガ)
住所:こと座3番
年齢:3億5千万歳(宇宙ではお年頃なの…)
職業:機織り(はたおり)

☆彦星のデータ
氏名:彦星(別名:アルタイル)
住所:わし座53番
年齢:10億歳
職業:牛飼い

※織姫と彦星の距離:15光年