油断大敵!心身にこたえる9月バテ

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今月に入って次々とやってくる台風とそれに伴う大雨。
台風や大雨によって被災された方々にお見舞いを申し上げます。

昨日(23日)に『秋分の日』を迎え、いよいよ日が落ちるのが早く感じられるようになりました。

昼間時間が短くなってきたことと合わせ、台風や秋雨前線の影響もあり、夏の日ざしが弱まるように心に影がさす9月、September。

猛暑が続く真夏のうちは熱中症など体調管理に気をつけていても気温が下がり始め、過ごしやすくなってきたこれからの時期は、つい油断しがちになるため、改めて注意する必要があります。

今夏も各地で猛暑日が連日続きました。
至るところで熱中症対策が喚起されながらも、今月に入ってからさえ熱中症による救急搬送人員は9日から15日までの1週間に全国で4,243人、昨年の同期間は480人ですから約9倍です。

反対に、過度に熱中症を気にするあまり、外出や運動を控えてエアコンが強く効いた室内で過ごすことが多かった人は、9月になって体調を崩す傾向にあります。これが近年、よく耳にする“9月バテ”です。

主な原因は自律神経の乱れ。体が冷えることに慣れてしまっている上に、昼夜の寒暖差が10℃以上になることもあり、体が温度変化に対応できなくなっているからです。加えて先述のように台風や秋雨前線による急激な気圧の変化は、いわゆる「気象病」「天気痛」を引き起こします。

症状としては、体がだるい、熟睡できない、頭痛・肩こり、関節痛、めまい、便秘・下痢、風邪のような症状が続くなど多岐にわたります。これらが長引けば、血管や脳、内臓にダメージを与え大きな病気につながりかねません。

乱れた自律神経を整えるには、冷えたビールのガブ飲みやエアコンのつけっぱなしは禁物。高ぶっている交感神経を鎮め、副交感神経が優位になるように変えていくのが9月バテを乗り切るコツです。

ややぬるめのお湯につかる、ゆったりと好きな音楽を聴く、体をマッサージする、軽い運動をするなどは副交感神経を優位にします。また栄養素として「オメガ-3系脂肪酸」や疲労回復を促す「ビタミン類」の摂取も効果的です。