薫らすは春を待つとも梅の花

今日(2月19日)は、二十四節気の二番目『雨水』。
立春から半月が経ち、「雪がとけて川になって~」という頃ですね。
田畑では農耕を行う人の姿が見え、どこからともなく梅の薫りが漂う時季でもあります。
有名な京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮をはじめ、各地で梅の見頃を迎えています。
まだ寒さは残っていますが、ぽかぽかと天気の良い日、自然の景色を見ながら散歩に出かけるのも心身のリフレッシュに最高です!
※とび梅伝説
「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
この歌は西暦901年1月、菅原道真公が京都を離れ九州の筑紫野に配所されることになったとき、大切にしていた梅に対して詠んだものです。
そしてその梅の木は、主人を慕い一夜のうちに京都から道真公のもとに飛んできた、と言われています。
これが、“とび梅伝説”として今日に伝えられる物語です。
現在も太宰府天満宮の境内にはこの“とび梅”が、そして京都の北野天満宮には、“とび梅の親木”が存在しています。