新元号発表「令和」

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本日(4月1日)、午前11時40分、今か今かと待ちわびた新元号が発表されました。
日本固有の元号は、西暦645年(646年説あり)の「大化」からはじまり「令和」で248番目になります。
新元号、「令和」の出典は、現存する日本最古の古典「万葉集」、三十二首の序文、梅の花の歌からです。

于時初春令月(時は初春の良き月)
氣淑風和梅披鏡前之粉(空気は美しく風も和やかで、梅は鏡前で装うように白く咲き)
蘭薫珮後之香(蘭は身に帯びた香りのように香っている)

これまでの元号のほとんどが中国の古典から選ばれており、今回、初めて日本の古典から選ばれました。

万葉集は庶民から天皇まで多くの方の和歌が集められた歌集です。
いわば当時に生きた我々の祖先の思いが文学的に集大成されたとも言える万葉集に由来するというところにさまざまな配慮を感じます。

文字の選択においても、令月が陰暦二月の異称で「何事を始めるにも良い月」、そして「風和(かぜやわらぎ)」を合わせ、穏やかで平和な世の中が拓かれることへの祈念が込められ、来るべき未来にふさわしい素敵な元号だと思います。

三十年余りにわたって、科学技術、社会構造をはじめさまざまな分野で転換の時代だった平成も今月いっぱいで幕を閉じます。
さようなら平成、ありがとう平成。

いつの時代も私たちは平和、幸福の礎であるみなさまの健康を支え続け応援して参ります。