鶯の声よりしらむ春のあけぼの

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今日、4月17日は「春土用入り」の日です。土用とは雑節の一つで、一年に4回あり、立夏(5月6日)の前18日間を「春の土用」といい、以下、立秋、立冬、立春の前18日間も、それぞれ「夏の土用」「秋の土用」「冬の土用」となります。
つまり、この期間が顕著に季節の変わり目を感じる頃です。

春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる

今から千年以上前に清少納言が執筆した枕草子でも表されているとおり、春の明け方は気持ちがよく、またいつまでも横になっていたいという誘惑に駆られるときでもあります。

しかし春先は、ぽかぽか陽気が続いたかと思えば、冬の寒さに逆戻りしたりと、寒暖差が大きく、また環境の変化、ストレスなどで自律神経が乱れ、「疲れ」や「だるさ」を感じやすくなります。
この自律神経の乱れが万病のもとになることは近年、よく知られるようになってきました。

自律神経の乱れは、免疫力の低下にも直結し、さまざまな病気の引き金となります。

〈自律神経の乱れ&免疫力チェックリスト〉
●性格や考え方
・心配ごとが多い
・趣味がない
・本音を語れる相手がいない
・笑うことが少ない
・頼まれると断れない
・いつも周囲からの評価が気になる
・人には言えない劣等感がある
・何事も完璧を目指す

●生活習慣
・起床、就寝、食事などの時間がばらばら
・食べ物の好き嫌いが多い
・発酵食品を食べない
・外出が嫌い
・便秘や下痢をしやすい
・お風呂はシャワーで済ませることが多い
・パソコンやスマホを見ている時間が長い
・深夜に起きていることが多い

チェックの数が多いほど自律神経が乱れやすくなっており、
免疫力が低下する傾向にあります。春先の「疲れ」や「だるさ」が抜けきらず、やがて大きな病気につながることのないよう、改善できることから見直していきましょう。