熱中症搬送人数 すでに昨年の1.5倍。万全な対策を!

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総務省消防庁が発表したデータによると昨年6月から9月までのわずか4か月間に熱中症で救急搬送された人数は9万2710人。(※1)毎年、この期間に熱中症で医療機関を受診する人は40万人以上にのぼります。
※1:『総務省消防庁 熱中症情報』
https://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html

今年は5月に記録的な猛暑の影響もあり、熱中症で救急搬送された人数の累計は昨年の約1.5倍となっています(4月29日から6月9日まで5832人。昨年の同期間は3974人)。

今年は5月に記録的な猛暑の影響もあり、熱中症で救急搬送された人数の累計は昨年の約1.5倍となっています(4月29日から6月9日まで5832人。昨年の同期間は3974人)。

熱中症は「部屋の中にいるから大丈夫」と油断するのは危険です。実は熱中症が最も発生する場所は室内・屋内です。夏場は、室内の温度が外の気温以上に高くなることがあったり、空調の関係で体内から水分が失われやすい環境にもなり得ます。

また、生活環境が原因で熱中症になりやすい度合いが変わってきます。近年、都市部ではヒートアイランド現象(※2)によって、夜も熱中症が起こることが指摘されています。
※2:都市部の気温がその周辺の郊外部に比べて高温を示し、コンクリートやアスファルト、人口の密集、人工排熱の増加などの原因により夜も気温が下がりにくくなる現象。

熱中症の重症度は大きく三段階に分かれます。
①めまい、立ちくらみ、足の筋肉がつる、お腹の筋肉のけいれん
②頭痛、嘔吐、倦怠感
③意識障害、全身のけいれん、全身が熱くなる高体温

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毎年の熱中症患者数は自然の大災害をも凌駕する人数ですが、熱中症は適切な対策で予防が可能な病気です。脱水と体温の上昇を抑えることが、対策の基本になります。脱水を防ぐために、まずはこまめに水分補給をすることが重要です。

そして、もうひとつ見落とされがちな注意点が「腸の状態」です。水分やミネラル、ビタミンは「小腸」で吸収されます。しかし小腸の状態が悪ければ、いくら取っても吸収されず、素通りしてしまいます。補給した水分やミネラル、ビタミンを体内に長くとどまらせるためには、腸を健康的な状態に保ち、吸収力を高めることも大切です。

くれぐれも、万全な対策を心がけましょう。