熱中症、脳卒中。厳しい暑さにご用心。

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今日(7月23日)は、二十四節気の一つ「大暑(たいしょ)」です。
「大暑」とは字のとおり、最も暑い時期とされており、本格的な夏に突入すると言われています。この時期、まず浮かぶのが熱中症。
特に高齢者の場合、温度の感覚が鈍くなっているため、屋外で倒れる例だけでなく、エアコンをつけないままの部屋で熱中症にかかり、最悪、命を落とすケースも問題となっています。

また、熱中症とくらべて見過ごされがちな病気が脳卒中です。
ある日、突然倒れる脳卒中。脳は人間にとって、極めて大切で特別な臓器であることには論を俟ちません。重度の後遺症、異常に高い再発率。脳卒中の起爆装置は絶対に押してはなりません!
 
○脳卒中(脳血管疾患)の年間死亡者数は10万8165人(2018年) ※1
○全死亡者数における割合は7.9%、第4位 ※1
○「介護が必要となった主な原因」で第2位 ※1
○「要介護5」だけをみれば原因の第1位 ※1
○再発率が高く、その確率は10年で50%とのデータも ※2
 
※1:厚生労働省 平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/gaikyou30.pdf
※2:国立循環器病研究センター
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/brain/pamph88.html

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国立循環器病研究センターによると、脳梗塞は夏(6,7,8月)に患者が増えることが指摘されています。血管が破れる脳出血が冬に多発するのとは対照的です。
 
猛暑が続くと体は熱を放出するために血管を広げます。
すると、血圧が落ちて血流が鈍くなり、さらに汗をかくことで水分が体外に逃げ、血液が濃くなります。その結果、ドロドロになった血液のなかでは血の塊(血栓)が作られやすくなり、それが脳血管で詰まってしまうのです。
 
突然発症し、救急車を呼ぶ間もなく命を落とすこともある脳卒中。しかし、そこへ至るまでには、リスクを積み重ねてきた「過程」が存在します。
 
★脳卒中を発症するリスク
・高血圧
・糖尿病
・高脂血症
・心疾患
・肥満
・過労
・高ストレス
・高齢者
 
★脳卒中のシグナル
・激しい頭痛と嘔吐
・顔の片側に歪み
・片方の腕に力が入らない
・ろれつが回らない
・よだれが出る
・視野の一部が暗くなったり狭くなる
・物が二重に見える
 
上記の症状がどれかひとつでもあれば即刻病院に行くか119番に電話を!
 
これからの厳しい暑さは人体にとってさまざまな病気を発症する引き金になります。
明るく楽しい夏を過ごすために日々の健康管理には十分ご用心のほどお願いします。