健康増進普及月間 ~健康寿命の延伸~

imb,アイ・エム・ビー,アガリクス,きのこ,松茸

今年の夏は例年より遅い梅雨入り、遅い梅雨明けで短期集中的な猛暑に見舞われ、気がつけば今日から9月となりました。
 
今月は厚生労働省が定める『健康増進普及月間』です。
 
また、1日が「防災の日」、9日は「救急の日」、そして第3週の月曜日16日に制定されている「敬老の日」など、人の安全と健康に関わる記念日が続きます。それらはいずれも私たちの生命を示唆するものであり、みずからの健康について振り返る機会となるのではないでしょうか。

「日本は世界でもトップクラスの長寿国」というのは、もはや国民の共通認識となっています。厚生労働省が今年7月30日に発表した2018年における日本の平均寿命は、女性が87.32歳、男性が81.25歳です。
 
平均寿命の著しい伸長にみられますように、近年の国民の健康水準の向上には目覚ましいものがありますが、介護を必要とせず健康で日常生活を支障なく送ることができる「健康寿命」と平均寿命との差に関しては男女ともに開きが大きく、その差は男性が約9年、女性では約12年です。

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人口の高齢化、社会生活環境の急激な変化に伴い、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病などに代表される生活習慣病の増加が大きな問題となっています。

★がん(悪性新生物)
1981年以来、日本人の死因第一。全死亡者の3分の1を占めています。
日本人の2人に1人が生涯のうちに何らかのがんにかかると言われています。
 
★心臓病(心疾患)
死因の第二位。突然死の6割以上が心臓病です。
 
★脳卒中
老衰に次ぐ死因の第四位。「介護が必要となった主な原因」の第2位。
「要介護5」だけでみれば原因の第1位です。再発の危険性も大。
 
★糖尿病
40歳以上の4人に1人が予備群を含めた糖尿病患者と推計され、その数は合わせて2000万人以上。「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」は糖尿病の「三大合併症」と呼ばれ、恐れられています。
 
★認知症
高齢化が進む日本で深刻な問題。「介護が必要となった主な原因」の第1位で、2025年には患者数が730万人に達すると予想されています。
 
★運動器症候群(ロコモティブシンドローム)
要支援・要介護になる最大の原因は転倒、骨折や関節の病気など運動器の故障によるものです。特に変形性ひざ関節症が疑われる患者数は約3000万人と推計されています。
 
このように見ていきますと、平均寿命が延びていることを単に喜ぶのではなく、健康寿命の延伸こそ、差し迫った重要な課題であるかが浮き彫りになります。
 
WHO(世界保健機関)が定義する「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不良は自分で手当てする」というセルフメディケーションの意識を国民の一人ひとりが自覚するとともに、まずは“病気にかからないこと”を心がける必要があります。